INDEX症状別治療法・症例

「コンパートメント症候群」の症状と治療法 (こんぱーとめんとしょうこうぐん)

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    あまり聞きなれない言葉でしょうか?

    身体で複数の筋肉が存在する部分(腕、下肢など)では、いくつかの筋ごとに、
    骨、筋膜などで囲まれた区画が存在します。その閉鎖された空間を
    コンパートメント(筋区画)といいます。

    骨折や打撲などで、筋肉などに腫れが起き、コンパートメントの内圧が上がり、
    その中にある筋肉、血管、神経組織などが圧迫を受け、機能障害が
    おきてくることをコンパートメント症候群といいます。
    特に多くの筋肉がある前腕(肘から手首)、下肢で起きやすいです。

    コンパートメント症候群には急性型と慢性型があります。
    急性型は大きな外傷の後に起こることが多く、骨折、腕や下肢への外傷、
    ギプスや包帯での圧迫などで起きます。

    慢性型は同じ動作を繰り返す運動をするとなりやすいです。
    水泳、テニスやランニングなどの運動をする方はリスクが高くなります。

    「コンパートメント症候群の症状と治療法」の目次

  • 症状
  • 当院の治療としては
  • 症状

    疼痛、腫脹、圧痛
    硬結、感覚障害、運動障害
    他動的に伸張させて痛い

    などがあります。

    特に注意が必要なのは

    阻血6徴候といい、

    疼痛、蒼白、動脈脈拍消失、知覚異常、運動麻痺、冷感
    が揃っている場合は、コンパートメント症候群が
    進行していると判断されます。

    この場合は緊急処置により外科的に筋膜の切開などが必要になりますので、
    速やかに病院で処置をうけましょう。

    一般的に筋肉は4〜12時間、神経は12〜24時間の血行不良により、
    不可逆性変化(もとにもどらない)が起こります。
    筋肉が壊死してしまうと、トレーニングをしても筋力が回復しないこともあります。
    また神経が壊死すると、感覚がなくなり、力が入らなくなったりもします。
    そうならないためにも初期治療をしっかり行うことが大切です。

    当院の治療としては

    治療の対象となるのは、外科的処置が必要な方以外になります。

    1.患部だけをみるのではなく全身の状態をチェックしていきます。
    2.患部とそこに関わる筋肉を緩めていき、関節への負担を軽減していきます。
    必要な方には同意の上で鍼灸や電気療法なども組み合わせていきます。
    3.ゆがみの矯正をストレッチや整体で調整していきます。
    全身のバランスをとり、患部への負担を軽減していきます。
    4.最後に自宅でできるセルフケアをお教えします。

    治療のペース

    治療の頻度は状態にもよりますが、おおよそ急性症状の方は週に2-3回ぐらい、
    慢性症状の方は週に1-2回ぐらいの治療を行い、状態が安定してきたら徐々に
    間隔をあけていきます。

    急性期を過ぎたコンパートメント症候群では、関節や筋肉の柔軟性の低下や、
    筋力低下が見られることが多いです。
    過度な安静によってスポーツ復帰時期が遅れることがあるため、
    急性期を過ぎたら、なるべく早く治療することが大切です。