~千種区60代女性の症例より~
「少し前から、親指の付け根が痛くなり、痛みが増してきました」
先日、当院にお越しになった千種区在住の60代女性がこう話してくださいました。
最初に違和感を覚えたのは、約1ヶ月前。
ペットボトルのキャップを開けようとしたときに、
親指の付け根にピリッとした痛みが走ったそうです。
そのときは「すぐに治ったから」と特に気にされていませんでしたが、1週間前に荷物を持った際、再び同じ場所に痛みが再発。それ以降、痛みが引かず、当院にご相談いただきました。
■ 日常のちょっとした動きで痛む指…
来院された時点では、親指の付け根がわずかに腫れており、触ると熱感もありました。
他動的に(ご自身の力ではなく他人が動かす動作)親指を動かすだけでも痛みが出ており、
明らかに炎症反応が出ている状態です。
加えて、よく観察すると関節にわずかな変形も見られました。
■ CM関節症(手根中手関節症)の可能性
このような症状がある場合、**「CM関節症(手根中手関節症)」**が疑われます。
これは、親指の付け根にある関節(手根中手関節)に負担がかかることで軟骨がすり減り、
関節がズレてくる疾患です。
特に50代以降の女性に多く、日常的に手を使う作業が多い方に見られやすい特徴があります。
今回のように、痛みが出たきっかけ(ペットボトルや荷物)は「引き金」にすぎず、本当の原因はそれ以前の長年の手の使い方や負担の蓄積です。
■ 手は日常的に使うからこそ、放置はNG
親指はどんな日常動作でも使うため、安静にしづらい部位です。
「湿布で様子を見ていたけど…」「そのうち治るかも」と思って放置しているうちに、
症状が進行してしまうケースも少なくありません。
CM関節症の場合、関節のズレ(軽度の脱臼)や軟骨の摩耗があるため、経過観察だけでは改善が難しいのが特徴です。
■ ソレイユ接骨院本山での対応
当院では、炎症が強い時期には無理に関節を動かしたり、
強い刺激を加えたりすることはしません。
まずは、周囲の筋肉の緊張をゆるめ、関節の負担を減らすこと。
次に、指や手首・肘・肩まで含めたバランスを整え、動きのクセを改善していきます。
また、筋力トレーニングも行いますが、
よくある「ガッツリ鍛える」という内容ではありません。
あくまで指や手が自然に機能できるよう、負担の少ないアプローチを選んでいます。
■ 症状の経過と施術の目安
今回の女性は、初診時は軽く動かすだけで痛みを感じていましたが、
6回目の施術後には「キャップの開け閉めや雑巾絞りで少し痛むけど、
それ以外の動きはかなり楽になりました」とお話くださいました。
症状の進行度合いや負担のかかり方にもよりますが、
・発症から日が浅い場合は、比較的早期に改善が見込めます。
・痛みが慢性化している場合は、3〜6ヶ月ほど施術が必要になることもあります。
■ まとめ:親指の痛み、見過ごさないで
「指が痛いくらいで接骨院に行ってもいいのかな…」と悩む方も多いのですが、
その“ちょっとした痛み”の裏に、実は関節の変形や機能低下が潜んでいることは珍しくありません。
ソレイユ接骨院本山では、
症状の背景をしっかり把握し、その場しのぎではなく根本からの改善を目指すケアを行っています。
■ このようなお悩みがある方はご相談ください
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ペットボトルのキャップを開けるときに痛む
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雑巾を絞る・物を持ち上げるときに指がズキッとする
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親指の付け根が腫れてきた
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長年手を使う作業をしていて、最近指に不安がある
できるだけ早期にご相談いただくことが、回復への近道です。
■ ご予約・お問い合わせはこちら
ソレイユ接骨院本山
〒464-0036 名古屋市千種区本山町4-13 センチュリー本山1F
地下鉄「本山駅」1番出口 徒歩3分/駐車場2台あり
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「痛みのない生活」を取り戻すお手伝いを、私たちが全力でさせていただきます。