「足に体重をかけると、お尻が痛い、痺れる」
今回ご紹介するのは、半年前から右のお尻の痛みと痺れに悩まされていた千種区在住の50代女性のケースです。
最初は「そのうち治るだろう」と様子を見ていたそうですが、次第に痺れが出始め、太ももの裏まで違和感が広がっていきました。不安になり整形外科を受診し、レントゲン検査を受けたものの「骨に異常はありません」との診断。痛み止めと湿布で経過観察となりました。
しかし、数週間経っても症状は変わらず、「このまま我慢するしかないのか」と感じていたところ、当院へご相談くださいました。
レントゲンで異常なし=原因がない、ではありません
初回の施術では、背骨や骨盤の歪み、腰・お尻・脚の筋肉の状態を丁寧に確認しました。
背骨や骨盤に大きな問題は見られませんでしたが、お尻の筋肉が強く緊張し、坐骨神経を圧迫している可能性が考えられました。
さらに詳しく検査すると、足趾(足の指)周囲の動きが非常に硬い状態であることが判明。実は、足先から腰・お尻までは神経や筋膜でつながっており、末端の動きの悪さが上流に影響を与えるケースも少なくありません。
1回で変化が出なくても、原因にアプローチすることが大切
初回施術後、「足が軽くなった」との変化はありましたが、お尻の痛み・痺れ自体は大きな変化はありませんでした。しかしこれは珍しいことではありません。
慢性的な神経症状は、原因部位を見極め、段階的に整えていくことが重要です。
1週間後の2回目の施術では、特に足趾まわりの調整を丁寧に行いました。すると、「痺れはまだ残るけれど、痛みがかなり楽になった」と変化を実感していただけました。
腰やお尻の不調=腰が原因、とは限りません
一般的に、お尻や太ももの痺れがあると「腰の神経が悪いのでは?」と考えがちです。しかし今回のように、足先など末梢側の問題が、結果的にお尻の症状を引き起こしているケースもあります。
当院では、痛みが出ている場所だけでなく、身体全体のバランスを確認し、根本的な原因にアプローチすることを大切にしています。
現在は、早期改善と再発予防を目的に、数回集中的に施術を行い、その後は状態に合わせてメンテナンスを続けていく予定です。
「レントゲンでは異常なしと言われたけど、痛みや痺れが続いている」
そんなお悩みがある方は、一人で抱え込まず、ぜひ一度ご相談ください。
ソレイユ接骨院本山
名古屋市千種区本山町4-13 センチュリー本山1F
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