膝の内側でちょうど写真の赤い○のあたりが縫工筋、薄筋、半腱様筋という
3つの筋肉の腱が集中して付着しています。
後ろからみるとこれが、ガチョウの足のようにみえることから鵞足といいます。
この部分に何らかの影響で痛みが生じることを鵞足炎といいます。
「鵞足炎」の症状と治療法 (がそくえん)
![こし](https://soleil-sekkotsu.jp/wp_sol/wp-content/uploads/2018/04/sol_1510.png)
「鵞足炎の症状と施術法」の目次
症状
始めは膝の内側に違和感を感じ、徐々に痛みに変化していきます。
初期段階では運動後に痛みが出て、進行すると歩いている時や
階段の上り下りなどでも痛くなり、特に膝をおもいっきり伸ばした時に
痛みがでやすいです。
重症化するとじっとしていても痛みが続きます。
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原因
・スポーツのやりすぎ(サッカーでボールを蹴る動作、急な方向転換
ランニングで足を後ろに蹴り出す動作、
水泳(平泳ぎ)など)
・ふとももの筋肉の使いすぎ・屈伸のし過ぎ
・急なランニング
・硬い地面(アスファルト)でのランニング
・X脚(膝が内に入っている方)
・回内足(踵が内側に傾く方)
当院の施術としては
1.膝だけをみるのではなく全身の状態をチェックしていきます。
2.原因箇所とそこに関わる筋肉を緩めていき、関節への負担を軽減していきます。
必要な方には電気療法なども組み合わせていきます。
3.ゆがみの矯正をストレッチや整体で調整していきます。
4.膝が内に入ったり、踵がぶれる人などにはインソール療法(足底板療法)を
お勧めしています。
5.最後に自宅でできるセルフケアをお教えします。
施術のペース
状態にもよりますが、最初は週2〜3回行い、状態が安定してきたら
徐々に間隔をあけていきます。
その後はその方の状況に合わせて施術を行っていきます。
通常は数日から数週間で楽になってきますが、再発しやすく注意が必要です。
慢性化させないためにも、初期段階でしっかりケアしておくことが大切です。
自分でできること
・正しい姿勢やフォームを意識する。(膝が内側に入っていないか、
踵が内側に倒れていないかなど)
・急激に運動量を増やさず、自分の状態にあったトレーニングをし、
疲れたらしっかり休養をとる。
・運動前後のウォームアップ、クールダウンはしっかり行い、
鵞足部周辺の筋肉のストレッチをし、柔軟性を高める。
・ランニングはできるだけ柔らかい土の地面や平坦な道で行う。