INDEX症状別治療法・症例

「鵞足炎」の症状と治療法 (がそくえん)

こし
関連の施術

膝の内側でちょうど写真の赤い○のあたりが縫工筋、薄筋、半腱様筋という
3つの筋肉の腱が集中して付着しています。
後ろからみるとこれが、ガチョウの足のようにみえることから鵞足といいます。
この部分に何らかの影響で痛みが生じることを鵞足炎といいます。

「鵞足炎の症状と施術法」の目次

  • 症状
  • 原因
  • 当院の施術としては
  • 自分でできること
  • 症状

    始めは膝の内側に違和感を感じ、徐々に痛みに変化していきます。
    初期段階では運動後に痛みが出て、進行すると歩いている時や
    階段の上り下りなどでも痛くなり、特に膝をおもいっきり伸ばした時に
    痛みがでやすいです。
    重症化するとじっとしていても痛みが続きます。

    原因

    ・スポーツのやりすぎ(サッカーでボールを蹴る動作、急な方向転換
    ランニングで足を後ろに蹴り出す動作、
    水泳(平泳ぎ)など)
    ・ふとももの筋肉の使いすぎ・屈伸のし過ぎ
    ・急なランニング
    ・硬い地面(アスファルト)でのランニング
    ・X脚(膝が内に入っている方)
    ・回内足(踵が内側に傾く方)

    当院の施術としては

    1.膝だけをみるのではなく全身の状態をチェックしていきます。
    2.原因箇所とそこに関わる筋肉を緩めていき、関節への負担を軽減していきます。
    必要な方には電気療法なども組み合わせていきます。
    3.ゆがみの矯正をストレッチや整体で調整していきます。
    4.膝が内に入ったり、踵がぶれる人などにはインソール療法(足底板療法)を
    お勧めしています。
    5.最後に自宅でできるセルフケアをお教えします。

     

    施術のペース

    状態にもよりますが、最初は週2〜3回行い、状態が安定してきたら
    徐々に間隔をあけていきます。
    その後はその方の状況に合わせて施術を行っていきます。

    通常は数日から数週間で楽になってきますが、再発しやすく注意が必要です。
    慢性化させないためにも、初期段階でしっかりケアしておくことが大切です。

    自分でできること

    ・正しい姿勢やフォームを意識する。(膝が内側に入っていないか、
    踵が内側に倒れていないかなど)
    ・急激に運動量を増やさず、自分の状態にあったトレーニングをし、
    疲れたらしっかり休養をとる。
    ・運動前後のウォームアップ、クールダウンはしっかり行い、
    鵞足部周辺の筋肉のストレッチをし、柔軟性を高める。
    ・ランニングはできるだけ柔らかい土の地面や平坦な道で行う。