腸脛靭帯炎は別名、ランナーズニ-ともいいます。
陸上をする方は聞いたことがあるのではないでしょうか?
「腸脛靭帯炎」の症状と治療法 (ちょうけいじんたいえん)
「腸脛靭帯炎の症状と施術法」の目次
症状
始めは膝の外側に違和感を感じ、徐々に痛みに変化していきます。
初期段階では、走り始めに痛みが出ますが、走り出すと消えてしまいます。
進行すると、痛みで走れなくなり、さらに悪化すると歩いている時、
階段の上り下りなどで痛みが発生し、日常動作でも常に痛みがでるようになります。
原因
走る距離を急激にのばした
坂道練習を多くした
アスファルトなど硬い路面を長く走った
O脚
しっかりとウォーミングアップをしない
靴の不一致
などがあります。
セルフケア
・運動後のアイシングをしっかり行い、炎症を少しでも下げる
・運動前後にももの前面、後面、外面のストレッチを行い、
靭帯への負担の軽減をはかる
・O脚なら太ももの内側の筋肉を鍛えて、外側の筋肉をしっかりゆるめて
靭帯への負荷をへらす
詳しいストレッチや筋トレは来院時にしっかり指導させていただきます。
当院の施術としては
1.足だけをみるのではなく全身の状態をチェックしていきます。
2.原因箇所とそこに関わる筋肉を緩めていき、関節への負担を軽減していきます。
必要な方には電気療法なども組み合わせていきます。
3.ゆがみの矯正をストレッチや整体で調整していきます。
4.状態によってはインソール療法(足底板療法)をお勧めしております。
足元がぐらつくとその上の膝、股関節、腰などに非常に影響が大きいからです。
5.最後に自宅でできるセルフケアをお教えします。
施術のペース
状態にもよりますが、最初は週2〜3回行い、状態が安定してきたら
徐々に間隔をあけていきます。
その後はその方の状況に合わせて施術を行っていきます。
皆さん、最初は痛みが強くないので、我慢してやり続けてしまいます。
そうなると足への負担がたまり、症状は悪化していき、
気づくとかなり重症化してしまいます。
場合によっては、当然、運動を休む必要が出てきます。
こうなると症状を変化させるのに、時間がかかってしまいます。
早期にケアを行うことが、痛みのない状態に持っていくには、
大切だということを忘れないで下さい。