INDEX症状別治療法・症例

「仙腸関節炎」の症状と治療法 (せんちょうかんせつえん)

こし
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あまり聞きなれない言葉でしょうか?
骨盤を構成する蝶の羽のような形の寛骨と真ん中の逆三角形の
仙骨の間の関節(図の赤いライン)に炎症がおきた状態に
なります。

仙腸関節は腰椎(腰の骨)の負担を下げるクッションのような役割を果たし、
腰椎にかかる負荷を分散する重要な部分です。
背骨の描く緩やかなS字カーブの形状も腰にかかる負荷を
吸収・分散する働きがありますが、背骨と仙腸関節が連動して
体の重心やバランスをコントロールしています。

つまりこの仙腸関節に問題が生じると、クッション機能が破たんして、
腰への負荷を支え切れなくなり、腰痛が発生することになります。

「仙腸関節炎の症状と施術法」の目次

  • 症状
  • 原因
  • 当院の施術としては
  • 症状

    ・片側の腰・臀部・下肢の痛み・しびれ
    ・長時間イスに座れない
    ・仰向けに寝れない
    ・痛い方を下にして寝れない
    ・歩行開始時は痛みがあるが、少しずつ楽になる
    ・月経時に症状が悪化する
    ・妊娠・出産を契機に症状が始まった

    片側に症状が出て、痛みの箇所を自分でここが痛いとピンポイントで
    示せることが多いのも特徴です。

    原因

    ・日常でよく中腰やそらす姿勢をとる
    ・日常で立ちっぱなしや座りっぱなしなど長時間同じ姿勢でいる
    ・運動などで腰に強い衝撃を与える
    ・出産などで骨盤がずれる

    などがあります。

    当院の施術としては

    1.腰だけをみるのではなく全身の状態をチェックしていきます。
    2.原因箇所とそこに関わる筋肉を緩めていき、関節への負担を軽減していきます。
    必要な方には同意の上で電気療法なども組み合わせていきます。
    3.ゆがみの矯正をストレッチや整体で調整していきます。
    4.最後に自宅でできるセルフケアをお教えします。

    施術のペース

    状態にもよりますが、最初は週2〜3回行い、状態が安定してきたら
    徐々に間隔をあけていきます。
    その後はその方の状況に合わせて施術を行っていきます。

    ほっておくと慢性腰痛の原因になる可能性があるので、
    初期段階でしっかりケアしておくことが大切です。