左手のしびれでご来院の40代女性。
半年前から左手の親指から中指がだんだんとしびれてきて、
最近はいつもしびれている感じがするとのことです。
デスクワークが主で仕事中がかなりつらいそうです。
早速、お身体を見させていただきました。
身体全体が左側に傾いており、骨盤も左側が上に上がり、後方に捻じれていました。
両肩が前に巻き込む、いわゆる巻き肩になっており、かなり猫背の状態です。
頚の骨の前弯が少なく、ストレートネックになりかけでした。
身体の歪みに対応して、筋緊張も強く、頭痛、肩こりもつらいようです。
当院では、基本的にお身体全体を整えていく調整を行います。
手のしびれだからといって、頚や肩だけを治療するわけではありません。
その部分だけを治療することで、一時的な軽減はあるかもしれませんが、
根本的な改善に向かうことは少ないと思います。
今回は、治療後すぐはお身体全体の辛さは軽減していましたが、
しびれの変化はあまり感じないとのことでした。
1週間後に2回目の来院でしたが、症状の経過を伺いました。
先回治療が終わり、翌日仕事をしていた時に、
しびれが弱くなっていることに気づいたとのことです。
初めのしびれが10だとすると、7程度になっていました。
週に1度来院いただき、1か月ほどは症状の変化は一進一退でしたが、
2か月経つ頃には、10段階で1か2ほどになっていました。
この方のケースでは、頚の問題はありましたが、
それ以上に背骨や骨盤の歪みが大きかったです。
その改善が進むことで、手のしびれをはじめ、頚や肩の症状の改善につながりました。
ちなみに、手のしびれの場合、色々な原因が考えられます。
・頚椎の問題
・胸郭出口症候群
(この方は骨盤、背骨の歪みから姿勢が乱れ、
その影響で胸郭出口症候群になっていました)
・肘部管症候群
・手根管症候群
・大胸筋、小胸筋の過緊張
・上腕部、前腕部の筋の過緊張 など
ただ、どれも、問診、検査、触診、動診などである程度鑑別できます。
現在は、再発予防も含め、2週間に一度のペースでご来院いただいています。
当初出ていた頭痛もほとんど出ず、快適に過ごせているそうです。
この方はご旅行がお好きで、よくお出かけしていらっしゃったようですが、
しびれが出てからは、なんとなく出かける気にならなかったそうです。
症状が軽減してからは、どこへ行こうか考えるのが楽しくなってきたと
おっしゃっていただけました。
手だけでなく、足のしびれでお悩みの方は多くいらっしゃいますが、
しびれだしてから期間が経っているほど、改善のスピードは遅くなります。
今回は2か月でほぼ落ち着きましたが、
状態によっては、3か月以上、中には半年ほど必要な場合もあります。
そうなってしまう前に症状を感じたら、すぐに検査、治療を行いましょう。
手足のしびれでお困りの方は、ぜひ、千種区のソレイユ接骨院本山にご相談ください。
お身体の状態を見極め、最適な治療をさせていただきます。
ご連絡お待ちしております。