〜肩が上がらない、夜も眠れない…それは五十肩かもしれません〜
「元々肩こりは感じていたけれど、ここ数ヶ月で急に右肩が痛くなってきて…。
最近では腕がうまく上がらなくなってきて、夜もうずいて眠れないことがあるんです」
こうしたお悩みを抱えて千種区在住の50代女性が、ソレイユ接骨院本山へご来院されました。
【来院時の状態】
この方は、約半年前から徐々に右肩に違和感を覚え始め、
3ヶ月ほど前からは痛みが強くなり、腕の動きにも制限が出てきたとのことでした。
カウンセリングでは次のような症状が確認されました。
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夜間、肩にズキズキとうずくような痛みがある
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腕を前や横に上げようとしても上がらない
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背中に手を回す動作が特に困難
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動かそうとすると痛みで力が入らない
これらの症状から、肩関節周囲炎、いわゆる「五十肩(ごじゅうかた)」の
典型的なケースであることが確認できました。
【五十肩とは?】
五十肩とは、正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれ、肩の関節周囲の組織に炎症が起こることで痛みや可動域制限を引き起こす疾患です。40代後半から50代を中心に発症するため「四十肩・五十肩」とも呼ばれます。
肩の可動域(動く範囲)が狭くなるため、日常生活にも大きな支障をきたします。
・髪を結ぶ
・洗濯物を干す
・上着を羽織る
・車のシートベルトを付ける
など、これまで無意識に行っていた動作が困難になり、
ストレスがたまってしまうことも少なくありません。
【五十肩は自然に治る?】
「五十肩は放っておいてもいつか治る」と言われることがあります。確かに時間の経過とともに痛みが軽減するケースもありますが、多くの場合、可動域の制限(動かしにくさ)は残ってしまいます。
とくに強い炎症がある時期に無理をしたり、逆にまったく動かさなかったりすると、
関節が硬くなり“凍結肩(フローズンショルダー)”と呼ばれる状態に進行することもあります。
その結果、元の可動域に戻すためには長期間の施術が必要になる場合もあり、
早期の対応が重要です。
【今回の施術のポイント】
この方の症状は、肩だけでなく、背骨や腕全体の筋緊張、
そして姿勢の崩れも関係していました。
特に下記のような要因が肩に大きな負担をかけていることが確認されました。
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胸椎(背中の背骨)の柔軟性の低下
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上腕部の内旋(内巻き)による肩関節の可動制限
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肩甲骨の動きの悪さ
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骨盤の傾きによる上半身全体の歪み
当院では、肩の施術だけに留まらず、
全身のバランスをみながら原因の特定と調整を行っていきます。
施術では以下の内容を中心に進めました:
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肩周辺の筋緊張の緩和
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胸椎や肩甲骨の動きを高める調整
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上肢の内旋を改善する筋膜リリース
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骨盤を含めた姿勢調整
施術後には、少しずつではありますが、肩の動きに変化が現れはじめ、
「動かしやすくなった気がする」とのお言葉もいただきました。
【五十肩は計画的なケアが重要です】
五十肩は一度の施術で劇的に良くなる症状ではありませんが、
計画的にケアを続けることで確実に改善していきます。
一般的には、症状の程度にもよりますが、6〜8ヶ月ほどで改善を目指すことが可能です。
初期〜中期の段階で対応できれば、改善スピードも比較的早くなります。
大切なのは、
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痛みの出ている時期に無理をしないこと
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適切な施術を受け、必要な運動を取り入れること
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日常生活での姿勢や動作のクセを見直すこと
これらを意識することで、症状の悪化を防ぎ、再発のリスクも軽減できます。
【まとめ】
肩の痛みが続くと「年齢のせい」「そのうち治る」とつい放置しがちですが、
五十肩は適切に対応しなければ日常生活に支障をきたし、
完治までに長い時間がかかる場合があります。
今回のような症状に心当たりのある方は、早めに専門家に相談されることをおすすめします。
ソレイユ接骨院本山では、五十肩をはじめとした肩のトラブルにも対応しています。お一人おひとりの状態に合わせた施術とサポートを行っていますので、お困りの際はぜひ一度ご相談ください。
ソレイユ接骨院本山
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