大きく分けて2種類に分類できます。
腰椎変性すべり症と腰椎分離すべり症です。
腰椎変性すべり症は、腰の骨の分離はありませんが、
そのまま腰の骨が前に滑って、下の骨とずれが生じます。
好発部位は第4腰椎で、加齢や椎間板の変性などによりおこり、
高齢の女性に多く発症します。
腰椎分離すべり症は、腰の骨が分離して、割れた腰の骨の多くは前方に滑っていきます。
分離症の10〜30%はすべり症に移行し、好発部位は第5腰椎で、
最初の分離は成長期の子供に多くみられ、さらに進むとすべり症に移行します。
若い頃は無症状で、中年以降に自覚することもあります。