現代社会で大変よく耳にする、このストレスという言葉ですが、
本来は物理学で物体のゆがんだ状態を意味する言葉として
使われていました。
それがいつしか身体のひずみを表現するようになってきました。
適度なストレスは、いい意味で緊張感をもたらし、課題を乗り越えることで
人間的成長をもたらしますが、過度なストレスが続くと体調を崩し、
さまざまな病気につながります。
病気ですぐに浮かぶのは心の病でうつ病、不眠症などですが、実はそれだけでは
ありません。狭心症、心筋梗塞、胃・十二指腸潰瘍、自律神経失調症、頭痛、
喘息、円形脱毛症、耳鳴り、月経障害などほぼ全身に症状が現れてきます。
いかにストレスが人間の身体に大きな影響力をもっているかが分かります。
ストレスの種類
心や身体にかかる外部からの刺激をストレッサーといい、
大きく分けて5種類になります。
物理的ストレッサー(寒さ、暑さ、騒音、混雑など)
化学的ストレッサー(化学物質、薬物、たばこ、アルコールなど)
生理的ストレッサー(病気、けが、寝不足など)
精神的ストレッサー(不安、焦り、怒り、緊張など)
社会的ストレッサー(経済問題、職場問題、近所トラブルなど)
これらが様々に混ざりあって、身体に色々な影響を出してくるのですが、
今日では社会的ストレッサーの影響が著しいのが現状です。
ではどんな人がストレスの影響を受けやすいのでしょうか?
・真面目で几帳面な人
・頑固で厳格な人
・内向的でおとなしい人
・とりこし苦労の多い人
逆にストレスに強い人は?
・切り替えが早く、くよくよ考えない人
・何事にもポジティブな人
・周りに信頼できる人がたくさんいる人
・敵をつくらない人
・趣味を持ち、共通の仲間がいる人
ご自身はどちらよりになりますか?
生きている限りストレスを受けるので、うまく付き合っていくしかありません。
自分なりの解消法を持っていることが大切です。